San Diego Zest FC公式発表(日本語訳)

 2016年1月21日(木)、米国4部サッカーリーグPDLはサンディエゴに創設された新クラブとフランチャイズ契約を正式に締結したとの発表を行った。San Diego Zest FCと名付けられたそのクラブはSDSAの運営のもと、カリフォルニア大学サンディエゴ校UCSDを本拠地とし2016シーズンよりリーグ戦にのぞむ。今までにない新たな風がサンディエゴにもたらされる時がきた。

 

「サンディエゴは昔から我々PDLがターゲットとしていた地域。この地域において、我々が信頼を置く組織により運営されるクラブが誕生した事に強い喜びを感じるとともに、Zest FCと同じフィールドでビジネスができる事をとても楽しみにしている。」(PDLディレクターTodd Eason氏)

 

 Zest FCが サンディエゴサッカー界に“プロへのルート”という新たな息吹をもたらした。サンディエゴと言えば、Nomads FCやSan Diego Surf FC、そしてAlbion SCといった、全米でも指折りのユースクラブがひしめく、タレント軍団の育成において評判の高い地域だ。そんなタレント軍団の可能性を最大限に活かすべく、この度Zest FC は地域に変革をもたらす大きな一味を加えた。

 

「サンディエゴの有能な選手達のプロへのステップとして、彼らにはPDLクラブが必要不可欠。PDL20年の歩みの中で初めてサンディエゴにてクラブを創立できた責任の大きさも感じている。

多くの選手が我々のクラブを通して米国内のみならず世界で活躍する人間に成長していく事で、選手にとっても我々Zest FCが必要不可欠な存在となる事を願っている。」(SDSA代表 山内)

 

 早いもので既に20年を超えた北米最高峰アマチュアリーグPDLの歴史。2015年の1部MLSには200名以上のリーグ出身選手がプレーした。また2015年MLSスーパードラフトに指名された選手の70%がPDLに所属した。Brad Guzan やDeAndre Yedlinといった米国代表にも名を連ねる選手達も、PDLが誇る立派な卒業生たちだ。これが実現するのも、リーグの母体組織であるUSLが持つMLSとの強いコネクションがあってのこと。PDLの姉妹リーグである3部USLに所属する24チームは全てMLSと傘下の関係、もしくは直属の育成組織という形で強いパイプを持っている。PDLに至っても、今では12ものチームがMLSもしくはUSLと直接的な繋がりを持つ。そして米国サッカー界のみならずNBAチーム、MLBチームがPDLチームを所有するようになった。大学年代トップレベルの学生選手達にプロへの確かな道を示すとし、PDLは今や、MLSやUSLから絶大なサポートを受けるリーグへと成長している。