USLへの挑戦!プロセレクションより2名の選手が最終選考の舞台に挑む!

 2017年の12月に福岡県宗像市のグローバルアリーナにて開催された『米国プロサッカー合同セレクション』より、2名の選手が現地アメリカでの最終選考の切符を掴んだ。彼らに目を付けたのは、それぞれアメリカ2部ユナイテッドサッカーリーグ(通称:USL)に所属する、チャールストンバッテリーノースカロライナFC、そしてリッチモンド・キッカーズだ。今回選出された2名の選手は、2月初旬から中旬にかけて各クラブのプレシーズンキャンプに参加し、現地での最終選考を受ける。

 

 総勢40名の選手が参加した今回の米国プロサッカー合同セレクション。参加者の経歴や所属クラブを見る限り、期待値はそこまで高くなかった。Jリーグでプレーする選手もいなければ、JFLでプレーする選手も片手でおさまる程度に過ぎなかった。案の定、今回のセレクションで輝きを放っていたのは、お隣り韓国から参加した選手たち。年齢的には日本人選手たちとさほど変わりはなく、むしろ若い選手が多かったが、その気迫が全面に現れたプレーは、日本人選手を圧倒するものであった。海外でプレーするにあたり必要不可欠となるメンタルの強さ。USLクラブが求める人材は、小手先の技術に特化した選手ではなく、気持ちで相手を圧倒できる選手である。その部分をまじまじと見せつけられた日本人選手たちは、セレクション最終日となった2日目、初日とは見違えるほどの気持ちの込もったパフォーマンスを披露し、セレクション全体のレベルは瞬く間にUSLのコーチ陣が舌を巻くほどまでに高まった。

 

 その結果、参加者40名のうち2名の選手が現地での最終選考のチャンスを掴んだ。1人目は、韓国から参加のJee Wong Kim選手(以下Kim選手)。今年で27歳を迎えるKim選手は、23歳以下の韓国代表に選出された経験を持つ他、韓国1部でもプレーしていた実力者。セレクション時は未だコンディションが万全でないようにも見えたが、それでもドリブル技術や一瞬のスピードは郡を抜いていた。そんなKim選手に目を付けたのが、昨年USL西地区で2位に輝いたチャールストンバッテリーだった。今回当クラブより視察に赴いたダスティン・ハドックコーチは、「即戦力になりうる選手」と、Kim選手を高く評価。最終選考でのパフォーマンスにもよるが、契約の期待が高まる選手である。

 

 2人目は、現在、九州国際大学のサッカー部に所属する武生瞬選手。九州大学サッカーリーグ1部に所属する当大学サッカー部では十分な出場機会に恵まれない武生選手であるが、その実力は、今回参加した全クラブが絶賛するほどであった。その結果、見事ノースカロライナFCとリッチモンドキッカーズでの最終選考のチャンスを勝ち取った。

 

 2人の今後の予定だが、Kim選手が2月4日から2月25日にかけて、武生選手が2月3日から2月17日にかけてそれぞれ渡米し、各クラブでの練習やプレシーズンマッチを通しての最終選考を受ける。今年のUSLに旋風を巻き起こす存在となれるか。福岡から世界に飛び立つ2人の今後に期待だ。