SDパルセイロの選手によるボランティア活動

リーグ開催期間中、サッカーに集中することはもちろん大切ですが、人としての成長にもチームの方針としてフォーカスしています。

特に社会の一部として自分たちの力をどう還元できるかを考える機会として、ボランティア活動にも積極的に参加しています。

 

チームの本拠地であるカリフォルニア州サンディエゴには「Kiku Gardens」というシニアホームがあります。

Kiku Gardensは元々アメリカ在住の日系の方々向けのシニアホームとしてたくさんの住居者の方々を抱えてきました。現在では日系以外の様々な方の受け入れも行い、人種問わず沢山の住民の生活を支えている施設になります。

 

ここでは2週間に一回、住人の方へお弁当を作っており、選手たちもお弁当作りやデリバリーのお手伝いをしています。


様々なバックグラウンドを持つ参加者の方々とコミュニケーションを取りながらの作業も非常に充実した時間であり、他社貢献のやりがい等も感じられる時間になっています。

また、このシニアホームには戦争体験のある方々もいらしたりと、普段なかなか耳にすることのない貴重なお話も聞かせていただき非常に勉強になっています。

 

このボランティアで出会った方々も試合に応援に駆けつけてくださるような非常に喜ばしい関係性もできています。

 


 

 

また、シニアホーム以外では農作業のボランティアにも参加しています。

サンディエゴには農作物を取れすぎてしまった場合など、それを収穫し寄付する社会システムがあります。その寄付された農作物はホームレスの方々、低所得家庭、子供、ご老人の支援に充てられ、地域全体として助け合いが行われる仕組みです。

その活動の一部に参加をし、オレンジやグレープフルーツ、レモンなでの柑橘類の収穫のお手伝いをしました。



 

これらのボランティア活動を通して、サッカー選手としてだけではなく、社会の中で一人の人間としてどう生きていくのかを考えることは非常に意義のあることです。

地域にも支えられサッカーができる環境がありプレーができているので、それに対して少しでも地域に恩返しのできる機会がこのボランティア活動です。

さらに、色々な人や環境に触れ、新たな学びと経験をもとに少しでも視野を広められるきっかけになっていればと思います。

フィールド内外でバランスの取れた選手に成長していけるような環境を提供するのもこのSDパルセイロの存在理由です。